今どきのミニディスクのコピー(後編)

掃除をしていると、過去に撮りためたMDがごっそり100枚ほど出てきました。
すでに廃盤になっているレコードなどのデータを移したものもあり、簡単に捨てるわけにはいきません…の続きです。プログラムが出てきませんでしたが、今回はご紹介できると思います。

光デジタルケーブルで接続しましたが、どうしてもトラックを分けたりタイトルをつけたりするのが難しいです。一枚や二枚のダビングであれば、手打ちするのですが、さすがに100枚ほどあると途方に暮れてしまいます…

なにか良いものがないかとネットの情報を探していたところ、

こちらのMDラジカセ?が見つかりました。
MDをUSBメモリにコピーしてくれます。ちゃんとタイトル付けもしてくれるようですが、等速でアナログコピーになります。
100枚のMDだと…およそ100時間ですね…
オークションの価格だと2.5万円くらいですね。もう少し調べてみましょう。

やはりMDのコピーで有名どころはこちらのSonyのMZ-RH1です。

MDを収束させるためにSonyが最後にリリースしたモデルです。
このモデル以外は、MDからPCにデータがコピーできるモデルは存在しません…
ただし、オークション価格は最低でも2万円…
でもよく考えると10分程度で転送できること、タイトル付けもやってくれることを思うと、けっして高くはないと思います。
ということで、オークションにチャレンジしてみました。
見事落札、価格は2万円ちょっとということで、負けられない試合が始まりました。
ここから意外と高い壁が出てきます…

まず、MZ-RH1をWindows10に接続してみましたが、うんともすんとも言いません…
ドライバを自動で選択してくれると思っていましたが、そうでもないようです。
ドライバが認識されたとしてもそもそもアプリケーションが良くわかりません…
色々と調べてみると、x-アプリと言うアプリケーションがMZ-RH1向けに最後に出されたアプリケーションだそうです。Sonyのサイトで調べるとWindows10にも対応しているようですね。

でもダウンロードサイトは閉じられていました…ネットをごそごそするとアーカイブがありましたので、ダウンロードしてみました。

インストールは完了したのですが、ドライバがインストールされません…
MZ-RH1自体がWindows10に対応していないため、アプリケーションインストール時にドライバがインストールされないようです。
Windows7にインストールすれば取り出せると思いますが、さすがにWindows7は手に入りませんので、何とかしてみます。

x-APPLICATION_S_V6004.exeを運よくダウンロードできれば、そのファイルの中身を7-zipなどで見てみると、構造が分かります。
その中にDriverと言うフォルダがありますので、その中にあるSetup.exeからドライバを取り出すことができれば、Windows10 64bitでもMZ-RH1が認識されるようです。
ドライバの取り出しは、Setup.exeを実行途中で止めてしまえば、ドライバファイルがx-APPLICATION NetMD Driver for x64.msiとして取り出せるので、そのファイルの中にあるdata1.cabを取り出せば、中にドライバが入っています。

うまく取り出せたので、MZ-RH1が接続された状態でデバイスマネージャーでドライバを認識させてみるとWindows10上で、X-appとMZ-RH1が動作するではないですか…

さっそく、x-アプリを起動して、MZ-RH1を接続してみると、

ここまでの作業が結構大変だったので、ネットで調べてみると、結構安くて変換サービスを行っている業者が見つかりました。しかもデジタル変換でクラウド受け取り!
下記で紹介しているのは100枚までの変換ですが、1枚からやってくれるようです。

https://mdcopy.stores.jp/
MDからUSBメモリダビングサービス(MP3へ変換、MD返却あり、500円)
MDからUSBメモリダビングサービス(MP3へ変換、MD返却あり、100枚まで、2.5インチHDD
付き、3.5万円)

100枚だと、1枚あたり350円で2.5インチHDD(今はSSDの様子です)に格納してくれるようなので、私としては一択でした…

おっと…プログラムのことが書けませんでした。
次回に続く。